労災保険の請求が多い
建設業労災保険は数多くの労災保険の中でも請求数が多いと言われており、昨年は半分以上が建設業だったことがわかっています。最大の理由は過酷の現場環境であるということが1つです。建設業は現場に危険が伴っていることが多く、何らかの理由で建設業労災保険を適応しなければならない事例が増えてしまうのです。そのため労災保険というものが重要である業種であることは間違いありません。
特に多いのは石綿に関する事例です。アスベスト被害というものが増えていく中で、建設業はこうした物の除去を依頼されることが多いです。しっかりと対策をしても吸ってしまう可能性はあり、それによって何らかの症状を併発する可能性は高いです。建設業労災保険はこの事例に対応することとなりますので、請求件数が多くなってしまうと言えます。
他には事故が多いので請求件数が増えてしまいがちです。建設業は高所作業も多いですし、銃器による作業も多数行われています。安全確認という部分はしっかり行っていますが、それでも怪我をする可能性は残っており、何らかのトラブルで事故を引き起こしたなんてこともあります。そんな時は建設業労災保険で医療費を賄うこととなるため、請求をすることになるのです。
請求件数が多いからこそ、建設業労災保険には必ず加入しなければなりません。建設業というのはいつ事故に合うかわかりませんし、何らかの健康被害が出るかもしれません。そんな時に助けてくれるのはこの保険なのです。